PROTECTING
Protecting Livelihoods in
Harmony with Nature.
雪国での快適な生活を追求する中で、省力化と自動化に対応した融雪技術が注目されています。
雪国ではこれまでにさまざまな克雪技術が導入されてきましたが、依然として人力に頼る除雪作業が居住地域での主要な問題となっています。特に過疎地域では人口減少と高齢化が進み、人手不足により、除雪をすることが困難となっています。降雪や積雪を迅速に処理するためには、「融雪技術」がますます不可欠となっています。
BUSINESS
赤外線方式を採用した照射型融雪システムは、 ロードヒーティングと異なり、雪氷に直接作用する為、地中を暖めるためのエネルギー消費がなく効率的な融雪が可能です。従来の融雪システムよりも簡単に設置でき、工事期間・工事費の削減が可能となります。
路面上方向より遠赤外線放射体から放射された遠赤外線が雪・氷などに浸透し、その物質分子や結晶を振動させ、その振動エネルギーにより融雪及び融氷します。
波長による融雪
熱源から放射された遠赤外線は雪氷に吸収され、浸透。分子を振動させ、そのエネルギーにより融雪・融氷を促進します。
全体融雪
吸収する波長【遠赤外線】
活用シーン
Around the tunnel mouth and
internal emergency facilities
01SCENE
トンネル坑口部・内部非常施設周辺
山間部のトンネル坑口では、散水の凍結や坑内への雪の吹き込み、車両による雪の持ち込みがよく見られ、これが路面凍結を引き起こす傾向があります。遠赤外線融雪装置は埋設が不要で、簡単に設置できることから、トンネル内における路面凍結や緊急時の非常電話、消火栓周辺での導線確保など雪の問題を解決します。また、雪崩防止柵を越えて雪崩が発生するリスクも未然に防ぐことができます。
Around the ETC driving lane
02SCENE
ETC走行レーン周辺
ETC設備の車両検知用センサー前に積雪すると、正しく動作判定ができなくなります。遠赤外線融雪装置を設置することで、積雪時もETCシステムの正常性が確保され、サービス性と安全性を向上させることができます。また、車両停止バーでのスリップによる追突事故の防止にもなります。さらに、人の手による除雪作業を省くことができ、収受員の安全を向上させることに繋がります。
around the service area /
parking area
03SCENE
SA・PAエリア周辺
通路周辺の積雪や凍結により滑りやすい環境が頻繁に発生するサービスエリアやパーキングエリアの融雪は不可欠です。遠赤外線融雪装置によって日中だけでなく夜間の降雪にも常時対応し、転倒事故の防止や車椅子用スロープ、身障者用駐車スペース等の導線確保などに効果を発揮します。
制御システムについて
運転制御を適切に行うことで、エネルギー消費を抑え、CO2排出量削減のサステナビリティ活動にも最適となります。
【連続設置】
【積雪センサー】
【制御盤】
制御フロー
メリット
制御システムによって、遠隔地からでもクラウド操作で融雪が行えます。
同時に、複数の場所を一元管理したり、遠隔による融雪制御も可能になります。
Aのみ点灯
複数の装置を設置した場合、積雪量に応じてA・Bの装置を交互に点灯させることで、
節電しながら効果的に融雪を行うことができます。